2018 12 8.9 ALL九州教育フェスタ


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参加してきました。

 

watchaとはまた違う雰囲気で新鮮な感じ。

沢山学び得るものがあったので言語化していきたいと思います。

 

 

この会で講師の方や、参加者数名の口からよく出ていたワードがあります。

 

自分の『当たり前』を疑っているか?

 

『完成』をゴールにするのではなくて、

『感覚を得る』をゴールにする。

 

この2つに尽きます。

 

今現在の日本の教育は、どうしても固定概念に囚われすぎているように感じます。

 

先生側からの知識の植え付けに重きを置くような教育では、自分で物を考えて発言ができる人材が育ちにくいことは言うまでもありません。

 

その環境を当たり前と思って教育を受けるから、生徒が先生になった時またその教育を繰り返す。

 

これではいっこうに良い方向に向かってはいきません。

 

この環境に一石投じる実践紹介を


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熱海康太先生がしてくださいました。




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講演開始直後、さっそくこんな問いが投げ掛けられました。

 

講演タイトル『    』

皆さん。まず、この中を埋めてみて下さい。

 

‥‥‥難しい(笑)

 

熱海先生は国語の授業で、最初にタイトルを隠して考えさせるという実践をされているそうです。

 

次に、出されたお題。

「夏休み
   たいくつそうな

        (     )」

この(  )を埋めてください。

 

会場内で様々な意見が出ました。

 

結果として、答えはランドセル。

 

しかし、

ここで大事なのは答えではありません。

 

自分で考える『過程』が大事なのです。

 


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また別の質問。

 

なぜ逆上がりを指導するのですか?

 

会場「教え合いが大事?

     子どもにとってのステータス? 

              成功体験?」

 

 

大人になったら、逆上がりを使うことは少ない。
でも、逆上がりの感覚を日常生活で使っていたりする。

 

別に逆上がりに限ったことでは無いけれど


①感覚を得る
②問題解決の経験値を得る。

 

この経験をすることが1番大事。

だということを学ばせていただきました。

この思考が今回参加した中で1番の収穫だと思っています。

 

この話以降は明日から使える実践を沢山紹介していただきました。

 


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その他、新たな発想を得ることができたコンテンツを紹介していきます。

 

美術×音楽

 

音楽を聞いて、自分なりにボンドを使って線で表現。

その上に塩をかけて、色水で着色していく。

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この取り組みから感じたことは、

・言葉で表現するだけが正解ではない。絵や他の手段で表現するのも正解じゃないか?

・音楽や何か思ったことを絵で描くことの大切さ。絵には正解が無いので、皆に誉められ自己肯定感の高まりに繋がるのでは?

です。

 

昨今の日本の教育は、ただえさえも主要教科や副教科で多忙なのに、英語やプログラミングなどの教科を増やそうとしています。

 

そうではなく

答えの無い、自分の心のありのままを表現するこういった授業を増やしていくべきだと感じました。

 

世界の教育

フィンランドの教育から学んだ事として幾つかありました。

 

・脳を酷使しすぎても、真の教育には繋がらない。

→自由な発想で物事を考える時間を増やすべき

 

・自分の興味の赴くままに追及する力を高める大切さ。

→ゴールに辿り着くまでの過程の大切さを実感できる。

 

・統一テストは要るのか?

 選択肢式や括弧埋めのテストは本当の教育

 なのか?

→もっと自由な発想で子ども達に表現させる

 べき。テストも表現力を問うものを増やす

 べきでは?

 

その後に、

 

フィンランドの教育と日本の教育を照らし合わせながら

・日本の教育の良さは?

・日本の教育の悪い所は?

・日本は以前海外の教育を取り入れようと

 して失敗。今後どうするべき?

等々考えました。


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一概に日本の教育が悪いとも思いません。

(もっと国が教育にお金をかければ人員や作業の効率化など改善できる部分は沢山あるとも思いますが‥)

 

フィンランドに限ったことではなく、何かを取り入れるときは、

 

当たり前とは何か?

 

そこから考えなければ何か良いものを取り入れようとしても上手くはいきにくいと思います。

 

・今の日本の先生達は、当たり前を言語化しなさすぎて日本の教育の良さも分からぬままに、海外の教育の成功例を取り入れようとだけするから失敗しています。

海外の教育も様々な過程があって何かしらの成果を産み出しているのです。

 

先生や親から与えられた価値観が

 

海外の教育の成功例が

 

これらを自分に、日本の教育に落としこんだ時、全てがマッチするでしょうか?

 

そもそもの根底にあるもの、経過を知ってこそ

取り入れるべき部分が見つかるのではないでしょうか。

 

 

 

ワークショップ

アルケミストと行く

       自分探しの旅』
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小説『アルケミスト』のストーリーを通じて、

他者との対話を通じて、自分自身を見つめてみる。

 

なかなか普段の生活では出来ない体験です。

 

・自分のバックグラウンド

・自分の人生の分岐点

等々、自分という存在は何か?について考える時間を持てました。

 

 

 

特別支援教育

 

じぇーすけ先生の講演内容はご本人が纏められているのでこちらをご覧ください。

https://j-suke.hatenablog.com/entry/2018/12/09/202315

 

 

 

 

会の締め括り
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まとめ

今、実際に現場に出て10年で学んだことを、

今の子供達に同じく10年かけて学ばせる。

 

これで良いのか?

これが今の日本の教育なのか?

 

そんなモヤモヤを少しでも晴らすために今回の教育フェスタを通して色々考えました。

 

正しいアプローチは常にアップロードされるべきです。

 

新しい時代になればなるほど、

10年かけていたのを、

5年で、

3年で、、、

1年で、、、、

としなければならないと思います。

 

今回この会に参加したのも自分が現場に出たときに出来る限りの倍速で成長していくため。

 

沢山の知識、考えに触れ自分のオリジナルを作引き出しを沢山作っていきたいものです。。。

 

 

 


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出会ってくれた皆さんまたどこかで!